Saori Muroi
室井 さおり
平成12年にFTCに入社し、今年で17年目になります。本社管理部にて、商品の受発注業務からスタートしました。管理部の仕事は、当時、注文量が多かったこともあり、毎日が時間との勝負でした。とにかく手早く正確に仕事をしなくてはいけないことは大きな課題でしたが、毎日の達成感と仕事のスピード感に自分がついていけているという感覚がとても楽しかったことを覚えています。
約1年後、経理部に配属になりました。当社の経理は、通常の経理業務の他に決算書の作成補助まで、全ての流れを担当させて頂くので、経理職にとっては、大変勉強になります。会社の数字を扱うという責任感を強く持つようになり、20代は、自分自身の経理と事務スキルを磨くことに、夢中だったと思います。また、FTCの社風が私にはとても合っていて、ベストを尽くして仕事に取り組む楽しさを教えて頂きました。
結婚後も仕事を続け、産後も仕事を続けさせて頂くことを選択しました。1年間の育児休暇を経て、職場復帰をしました。当時は子供がまだ1歳でしたので、育児短時間勤務を申請し、短い勤務時間にさせて頂きました。こんなに小さな子供と離れるのは寂しいという気持ちはありましたが、世の中は今、仕事と育児の両立をしているお母さんが沢山みえます。私もその一人となり、働く母として生きていく決心を持っていましたので、働きたいという情熱は冷めることはありませんでした。職場復帰の際も、温かく迎えて頂き、FTC
で働けることが毎日本当に楽しく、幸せな選択ができたと実感しています。私は仕事と育児を両立すると決めた以上、子供のことでお休みを頂く事も想定して、他の社員の方と仕事の出来が変わることがないよう、心がけてきました。復帰後は、管理部→営業事務→経理部と、短期間で部署を異動しましたが、その全ての経験が今の私にとっては財産になっています。
また、子供が生まれてから変わったことは、精神的により強くなったことと、会社やお客様、上司・同僚を大切に思う気持ちが一段と強くなったことです。一見、母性は仕事には関係のないことにも思えますが、実は、いろいろな立場の方の気持ちがわかるようになり、社内外の仕事関係の方とのコミュニケーション力を高めてくれていると思います。子育てしながら働けるのは、本当に幸せなことです。